30代サラリーマンの高配当と株主優待投資ブログ

セミリタイア/FIREを目指すサラリーマンのブログ。配当は再投資、優待はご褒美。2020年9月から株式投資の記録をつけて、2032年に資産1億円を目指します。(多分)

タスキ(2987)、200万株を新株発行!株価はどうなる?【ストップ安案件】

どうも、たっつんです!

当ブログでも度々取り上げている注目銘柄のタスキ(2987)が新株発行を発表しました。

新株発行した企業は、既存株式が希薄化されることにより大きく株価が下がることが通例です。

私も保有していますが、大きく株価が下がりそうですね…

新株発行数は200万株、株式希薄化率は17%

さて、今回の増資により新たに発行される株式数は200万株とのこと。

同社の発行済み株数は1174.4万株なので、市場に流通している既存株式はおよそ17%程度希薄化されることになります。

これを受けPTSは-182.2円(-14.21%)の大幅安となっています。

2/24の終値は1282円だったので、仮に17%下がると仮定した理論値は1065円。ここまでの下げは理論値的にはあり得ると見込んでいた方が無難かもしれません。

ただし、必ずしもここまで下がるとは言い切れないのが株の分からない所です。

誰もが理論で買うわけではなく、例えば空売りの利益確定、大幅安による値頃感による買いが入ることも考えられます。

一方で新規空売りによる利益を狙う投資家もいるかもしれませんし、同社株を担保に信用取引を行なっていた人は売却せざるを得ない状況にも陥ります。

投資家の立場、戦略、ポジション次第で千変万化するのが株式市場です。

調達資金の使途

今回の増資で27.6億円を得る同社ですが、その使途は以下の通り。

・タスキテックの開発運営を行う子会社のZISEDAIへの投資→5億円

・採用費、人件費→2.5億円

・広告宣伝費→0.4億円

・Iotレジデンス事業の開発費、事業用地の取得など→19.6億円

(それぞれ2025年9月までに資金を充当)

端数は切り捨てていますが、金額の規模感としてはIotレジデンス事業への投資が大きいことがわかります。

Iotレジデンス事業は同社の主力ビジネスです。直近の決算説明書から棚卸資産はしっかり確保していることがわかりますが、更に新規物件の取得、開発に資金を投じるということなのでしょうか。

公表されている売上原価明細書では22年度の土地仕入れに関する原価だけでも約84億円を計上しています。今回の増資では19.6億円調達していますが、金額の規模感として十分と言えるのかが個人的には疑問です。

元々、財務面で危うい企業では無いと私は判断していますし、今回の増資は経営上の危機から来るものではなく、純粋に事業拡大のためのものだと思います。

ただ、金額規模を考えると急速に事業の拡大が進むようなものでは無いと考えられますね。

また、ZISEDAIの投資に関して、SaaS事業がまだ先行投資段階であることが読み取れます。

SaaS事業についてはようやく外販もスタートしてきましたし、これから更に投資は必要でしょう。問題は投資を回収できるか否かにかかっています。

同社の株主として、SaaS事業の現状や売上明細についてはもっと公表してほしいと思いますね。

株主への利益配分は変えず

同社は直帰の1Qで業績の上方修正と増配を発表しています。

今回、新株が発行されますが配当方針は変更しないとのことです。純粋に配当金による負担が増えるということになりますが、いかにカバーできるかは気になりますね。

同社は配当性向35%以上を使命として掲げています。今後も安定配当を期待していますが、新株発行されてもしっかり配当してくれること願います。

下げれば買い?

さて、増資により既存株主は大きく損失を被ることになりますが、個人的には下げれば買いたいと思います。

前述した通り、元々財務面で危惧するような状況の会社ではありませんし、純粋に資金調達すべく増資に至ったものだと判断します。

そして同社のこれまでの成長性には目を見張るものもあり、他者とは差別化できる独自性もあります。長年この銘柄をウォッチしてきたからこそわかります。

とはいえ、だからこそ今回の増資ではそこそこのダメージを負うわけにはなるわけですが…。

元より長期投資の視点で購入していた銘柄ですし、長いスパンで見た時には増資も大幅安も付き物です。

まずは打診で買って、その後も下げるようであれば追加で買うチャンスを伺いたいと思います!

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