どうも、たっつんです!
以前、当ブログで紹介した中本パックス(7811)ですが「ようやく市場に評価されて来たのでは…?」と感じていますので、改めて記事にします。
日本株が全体的に上がっている中でバリュー株を探すのは骨が折れますが、個人的に同社はバリュー株として位置付けています。
中本パックス(7811)概要
同社は、主に包装資材および包装機械の設計、製造、販売を行っており、包装業界における包装資材および包装機械のトップメーカーです。
取り扱い製品は、様々な用途に適した段ボール箱や包装材料、シュリンクフィルム、ストレッチフィルム、テープなどが含まれます。また、同社は包装機械の製造も行っており、自動化された包装ラインや梱包機、シュリンク包装機、パレット包装機など、さまざまな種類の包装機械を提供しています。
▼以下に過去記事を添付していますので、気になる方はご参考までにどうぞ(動画あり)
直近の値動き
さて、同社の株価ですが、2月権利銘柄ということで、2月の権利日を跨いだ後は株価が下落し軟調に推移しています。配当落ちと株主優待にクオカードを設定していることから、直前までの上昇も合間って大きめの下げとなっていました。
下落の原因は権利落ちだけではなく、パッとしない通期の業績も株価下落の一因となっていることは言うまでもありませんね。
事業環境に好転の兆し
しかし、ここ最近では株価が上昇トレンドに転換しそうな気配を感じます。
コロナ規制も大幅に緩和され経済活動が再開することに伴い、外食やレジャー、インバウンドの需要が回復すると同社にとっては追い風となります。
今期の連結営業利益は前期比-4.6%減の18.5億円の見込みではありますが、事業環境の好転と値上げの浸透により上積みする余地はあるように考えられます。
また、4月にプラスチック製品印刷・加工などを手がけるニッセーから食品容器成形事業を買収したことにより、関連事業の生産能力がアップし約10億円の売り上げ貢献も見込まれます。
7月にはリコー(7752)との合弁事業もスタートするとのことで、環境負荷を低減する機能性梱包材の企画、開発、販売を行う対象市場は国内だけでも数百〜数千億円の規模になると見られています。
これらの材料は今後の強力な原動力になる可能性があるでしょう。
配当利回りと割安感が下支え
同社の株価は2019年以降、概ね1500円〜1700円程度で推移しており、現在の株価(1630円 2023/5/25)では配当利回りも3.8%と高水準にあります。
PERは10.6倍、PBRは0.9倍で割安感と配当利回りが支えとなり、下値は堅そうな印象を受けます。
バリュー株が少なくなってきた印象を受ける昨今、相対的に割安そうな銘柄である同社が買われる展開になるかもしれません。
当然、株価の行方は誰にも予想できるものではないですので、投資は自己責任の上でお願いします。
▼参考になる投資ブログがたくさんあります。