どうも、たっつんです!
当ブログで紹介していた保有株のタスキ(2987)が2023年9月期の1Q決算を発表しました。
その内容が好感され株価が急伸しています。
「これこそは!」と思った銘柄が評価されることは投資家冥利に尽きます!!
今回はタスキの1Q決算内容を振り返っていきたいと思います。
前年同期比でほぼ倍の純利益!
まずは損益計算書を見ていきましょう。
前年同期比で売上が+35.7%、営業利益は+83.8%、経常利益は+93.5%、そして四半期純利益としては+94.4%となっています。控え目に言って怖いくらい好調です。
では昨年1Qが不調だったかと言えばそうはなく、昨年も一昨年同期比で売上+34%、営利+64%、経利+71%、四半期純利益+72%と絶好調でした。
つまり前年同期が絶好調だったにも関わらず、今期もそれを大きく上回る業績というわけです。
思っていた以上にとんでもない企業かもしれません…。
1Qで通期業績の上方修正&増配を発表
絶好調な業績を背景に1Q決算と同時に通期業績の上方修正と増配を発表しています。
まだ先の見通しが立てにくいはずの1Qで通期業績を上方修正するということは、よほど自信があり今後の業績についても視界良好ということだと期待します。
予想通りに進捗すれば、通期で前期比20%以上の成長が見込めるスーパーグロース銘柄です。
配当金は40円から3円増配とし、前期33円から比較するとトータルで10円増加の33%増となります。
また配当金については中間配当を実施する方針とし、株主還元の姿勢を強化しています。
棚卸資産について
個人的に不動産業の企業を分析する際に重視するポイントの一つに、棚卸資産が挙げられます。棚卸資産、すなわち販売不動産がないと売上も立たないからです。
不動産の特性上、仕入れにかかる時間も金額規模も大きく、順調に棚卸資産を確保できるかは事業運営上のカギとなります。
今回発表された1Q決算時点でのタスキの棚卸資産については、過去最高水準をキープしています。ちなみに、同期間の物件販売数は過去最高でした。
「たくさん物件を売った上で、在庫もキープしている」ということで、非常に良いコンディションのように思います。
TASUKI TECH等、DX事業の伸張に期待
同社は不動産の販売だけが事業の柱ではなく、先進テクノロジーを活用した事業も育成しています。
その中の一つ、TASUKI TECHは導入企業も順調に増えており、決算説明資料にも新規顧客獲得が伸張している旨が掲載されています。
TASUKI TECHの外販を含め、将来的には各種内製システムの外販によるSaaS事業をストック収入を一つの収益柱として育てたい同社にとって、DX事業の育成は欠かせない課題だと思います。
まずは東京23区を中心に徐々にユーザーの認知度と範囲を広げていくことに期待したいところです。
▼過去のタスキ分析記事です。
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