30代サラリーマンの高配当と株主優待投資ブログ

セミリタイア/FIREを目指すサラリーマンのブログ。配当は再投資、優待はご褒美。2020年9月から株式投資の記録をつけて、2032年に資産1億円を目指します。(多分)

8年続けたけど学資保険解約しよう。

どうも、たっつんです!

タイトルの通り、8年以上続けて来た学資保険を解約する判断をしました!

学資保険は安全資産?

我が家では子供二人分の学資保険を契約しています。月々の支払いは二人分で22,000円程度。

生命保険料控除の観点から私と妻でそれぞれ一人分ずつ契約しているので、年間の保険料はそれぞれおよそ13万円程度になり、契約時から子供が15歳になるまでの約14年間の契約期間となります。

一般の生命保険料控除枠上限の8万円を軽く超えるので「まぁ控除枠を活用できないのも癪だし、とりあえず継続するか〜」という気持ちで続けていました。

保険契約時は「投資は投資で取り組んで、保険は安全資産の立ち位置としてあってもいいよね」というイメージを持っていましたが、安全資産という意味では生活防衛資産もありますし保険を続ける意味合いが徐々に薄れてしまいました。

それに昨今のインフレ状況を鑑みるに「預金や保険って本当に安全資産か?」という気になるのも自然なことですからね。物価が上昇し、実質的に資産の目減りが著しい昨今において保険や預金が安全資産という認識自体が間違っているとも言えます。

生命保険料控除のパフォーマンス

なんだかんだ、私のような一般のサラリーマンにとっては節税方法は限られて来ます。そのため使えるものは是が非でも使い倒したいというのが本音のところです。

ということで生命保険料控除を活用した場合の節税額を調べました。結論として、当該学資保険(一般の生命保険)で節税できる額は6,800円でした。(所得税4,000円、住民税2,800円)

さて、年間の保険金はざっと13万円で、節税額が6,800円ということは年利回り(というべきか?)は5.2%となります。これは悪くない水準ですよね。

決して悪くないパフォーマンスと言えますが、残念ながら投資と違い複利効果は働かず、言わば単利のような取り扱いになる点がネックです。

投資の複利とは比較にならないが、比較してみる

投資はいい時もあるし、悪い時もある。投資と保険では性質そのものが異なるため、単純に保険との比較は適していません。

それを百も二百も承知の上で、これまで私自身が取り組んできたことでもある投資と比較してみましょう。

まず、前提として保険の節税は言わば単利のようなものです。今年は6,800円節税、来年も6,800円節税、再来年も6,800円節税…と、節税幅が大きくなることは制度が変わらない限り決してありません。

ということで年間13万円の保険料を払いつつ、14年間の契約満期を迎えたとすると182万円を支払い9.5万円を節税することになります。

更に、当該学資保険は払い込み後に子供が18、19、20、21歳の時点でそれぞれ50万円が振り込まれる保険設計になります。つまり、182万円の支払いに対して200万円が戻ってくるわけですね。

更に節税額9.5万円を考慮すれば182万円の投資に対し、209.5万円のリターンがあるものと捉えてもいいでしょう。利益としては20年間(14年間払い込み、その後6年後に全額回収。ややこしい制度設計だなと。)で27.5万円となります。

さてさて、上記条件を元に年間13万円を14年間積立投資したと想定しましょう。

同じリターンの209.5万円を投資で達成するには年利2%の複利で運用できればいいことがわかりました。

当然、投資なのでパフォーマンスは確約できるものではありませんが、年利2%のリターンはかなり低く見積もったケースと言えるでしょう。

更に、学資保険の場合は15歳まで保険料を払い、その後受け取れるのは子供が18、19、20、21歳になった時にそれぞれ50万円となります。

15歳で払い込みが終わったかと思えば、18歳になるまでの3年間は資金が拘束されるんですね…。そのため、払い込み時点から全額の回収まで6年間を要することになります。

その結果、前述した通り私のケースだと払い込みに14年、全額の回収に6年かかるわけです。

これを投資で再現した場合、14年間は積立投資を続け、その後6年間は入金無しの複利運用ということになろうかと思います。

上記ケースを想定して年利2%でシミュレーションをすると、元利合計で235万円となります。

ということで、年利2%とかなりの低リスクで見積もったケースにおいても、学資保険より資産運用にお金を回した方がいいと言えそうです。

貯蓄型保険、学資保険の見直しを

保険商品の多くは満期を待たず解約したら元本割れすることがほとんどです。私自身もそうだったのですが、それが嫌で見直すことに躊躇してしまう人は多いと思います。

私の場合、保険会社に確認したところ解約返戻金は元本をスズメの涙ほど上回っていたので、上記シミュレーション結果も手伝って躊躇なく学資保険を解約できそうです。

仮に解約返戻金が元本を下回っていたとしても、今後のインフレ、資金の流動性、投資パフォーマンス…などを考慮すると保険を見直した方がいいケースも多分にあろうかと思いますので、一つの参考にしてみてください。

ちょっとした知識と少しの行動力の有無が経済的な豊かさを左右する世の中です。明るい未来のために不要な保険はバッサリ切っていきたいと思った次第であります。

ちなみに解約返戻金は全額新NISA用の待機資金となる予定です。

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