どうも、たっつんです！
今回は密かに注目している業種について記事にします。
個人的に「今後伸びるのでは？」と思っている業種として、ズバリ人材派遣業が伸びる！と思っています。
人材派遣業の中でも割安で投資妙味がありそうな銘柄も2銘柄ピックアップして紹介したいと思います。
人材派遣業の可能性
まず、私が人材派遣業が伸びるのでは？と思ったきっかけですが、シンプルに「人口減少が著しい日本において人手不足の企業が増えると想定されるから」というものです。
今現在でさえ企業の人手不足は叫ばれていますし、2010年以降はコロナショックの時期を除けば、有効求人倍率は上昇傾向にあります。（下図）
人口減少が加速している国内においては概ね今後もこの傾向が続くと思います。
企業の生産活動についていくら機械化やDX化が進んだとしても、まだまだ人の手が必要となる部分が多いことは有効求人倍率からも分かります。
そうなった時に企業としては新規雇用や採用を検討する必要があり、派遣労働者のニーズも高まると想定します。
人手不足の企業ランキング
そこで、人手不足の企業について調べてみました。
サクッとググっただけなので詳細な調査とまでは言えませんが、調べたところ建設業や土木、建築分野の人手不足が深刻な模様です。
このような業種はAIやロボットで代替できる領域がまだ少なく、確かなスキルと知識や経験から物づくりに従事する分野かと思います。
ハウスメーカーの決算資料を確認していると、しばしば「深刻な人手不足」というような文言を目にしますし、どうやら本当に人的リソースは足りていないように感じますね。
もしも、人材派遣業の株を買うなら建設、建築分野への派遣ができる会社の株が狙い目かもしれません。
銘柄紹介
ということで、人材派遣業で気になる銘柄をピックアップしてみました。
ウイルテック（7087）
株価 955円（2023/8月4日現在）
PER 6.3倍
ROE 9.0%
自己資本率 57.6%
配当利回り4.2%
製造請負・派遣、建設技術者派遣、EMSが3本柱の企業で、セグメントの売上と利益のうち、製造と建設分野が約8割を占めています。
指標的に割安水準で、自己資本率も高く、配当利回りも高いという投資妙味がありそうな銘柄だと思います。ただし、出来高が少なく買付ける場合はタイミングが重要になりそうですね。
時価総額が60億程度の企業なので今後成長するようであれば大化けする可能性が無きにしも非ず。とはいえ、人材派遣業そのものが障壁参入が低いと考えられるので、成長を加速させるための戦略や競合他社との差別化が必要となるでしょう。
2020年上場の企業でまだ若く、テクニカル的な分析も難しいですが決して悪くない位置だとは思います。個人的にはもう少し株価が調整されたら買いたいです。
ウィルＧ（6089）
株価 1083円（2023/8月4日現在）
PER 8.8倍
ROE 22.1%
自己資本率 26.6%
配当利回り4.1%
国内外に人材派遣や業務請負等の人材サービスを展開している企業で、派遣業種はセールや工場、コールセンターから建設まで幅広く展開しています。
2026年を最終年度とした中計では2018年からスタートした建設技術者領域の更なる拡大を目指し、2025年3月期に黒字化、2026年3月期には事業の柱の一つにする戦略を立てています。
成長のために2025年までは先行投資費用が嵩み、株価は軟調に推移する可能性が考えられますが、経営戦略と事業環境がマッチし上手く機能した際には株価がグンと伸びるかもしれません。
また、先行投資期間においても原則減配は実施せず、増配または維持を継続するとアナウンスしています。先行投資期間は業績面で芳しくない状況が続くと想定されますが、配当利回り4%で減配されないのであればコツコツ買い集めておくのも一つの手と言えそうですね。
昨今は高配当株と言われる銘柄の株価が軒並み上がっているので、4%の利回りが期待できる銘柄は貴重です。
2024年は運送業もチェックか？
以上、人材派遣に関する2銘柄の紹介でした。
8〜9月は例年相場が軟調になりやすく、株価が下落しやすい時期と言われています。
今年はどうなるかは分かりませんが、もし株価が調整するようであればしっかりと下落したところで拾い、投資収益を上げていきたいと思います。
また、個人的には2024年は運送業がテーマになるとも予想していますので、興味があればこちらも読んでみてください。
▼2024年問題は運送業がテーマ株？
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