どうも、たっつんです!
株式投資や投資信託などの資産を保有していると、時に含み損という状況に陥ることがあります。
含み損とは、現在の市場価格が購入時の価格よりも低い状態で保有していることを指します。含み損を抱えることは、精神的ストレスを引き起こし、投資家にとっては避けたい状況です。
しかし、市場の動向を完全にコントロールすることはできません。このような状況に直面した場合、どう対処すればよいでしょうか?
以下に、含み損地獄から抜け出すための失敗しない3つの選択肢を紹介します。
含み損地獄から抜け出す3つの方法
【選択肢1:損切りをする】
損切りとは、含み損を抱えた時により大きな損失を出す前に株式などの資産を売却することを指します。
損切りは、含み損が膨らむ前にリスクを回避するために有効な手段です。ただし、損切りをするということは損失を認めることでもあります。そのため、慎重に判断する必要があります。
【メリット】
◆損失を最小限に抑えることができる
損切りは、含み損が膨らんだ時や投資先の情勢が悪化した場合に有効です。
損切りを行うことで、投資元本を減らすことなく、損失を最小限に抑えることができます。また、損切りを行うことで投資家の心理的負担も減ります。
◆投資ポートフォリオの最適化ができる
損切りは、投資家が保有する銘柄を見直す機会でもあります。損失が出ている銘柄を手放すことで、投資ポートフォリオの最適化ができます。
また、投資先を見直すことでリスクの分散を図り、長期的には収益の向上に繋がることもあります。
◆資金を効率的に運用できる
損切りを行うことで、資金を効率的に運用することができます。損失が出ている銘柄に資金を拘束されることなく、他の銘柄に資金を振り向けることができます。これにより、リターンの最大化が可能となります。
【デメリット】
◆損切りのタイミングを誤る可能性がある
損切りを行う際には、最適なタイミングを見極める必要があります。損切りのタイミングを誤ると、損失が拡大することもありますし、損切りのタイミングが早すぎると株価が反転して利益を逃すことにもなります。
◆損切りによって、利益を失う可能性がある
損切りは、損失を最小限に抑えることが目的ですが、投資先が一時的な調整であった場合、損切りによって利益を逃すことになります。
例えば業績が好調な銘柄や割安な銘柄の場合は無闇に損切りをしない方がいいケースもありますね。
【選択肢2:保有を続ける】
市場の変動には上昇も下降もあるため、含み損を抱えている場合でも長期的な視点で保有し続けることも有効な手段です。ただし、その資産の将来性を慎重に分析し、投資家自身が納得した上での判断が必要です。
含み損を抱えた銘柄を保有し続けるということは、その企業が将来的に成長すると信じて投資を継続することです。従って、その銘柄の基本的な価値を理解し、定期的にその銘柄の最新情報をチェックすることが重要でしょう。
また、含み損の銘柄だけを抱えるのではなく、他の銘柄も保有しポートフォリオのバランスを取ることも有効です。
◆ここがポイント
・長期投資の考え方をもつ
・ポートフォリオのバランスを考慮する
・その銘柄に関する最新情報をチェックする
【選択肢3:投資額を分散する】
資産を分散することは、含み損を抱えている場合にも効果的です。
1つの銘柄や投資先に投資している場合は、その銘柄や投資先によるリスクに対して高い感度を持つことになります。投資額を複数の銘柄や投資先に分散することで、含み損を抱えた場合でもリスクを軽減することができます。
含み損の銘柄に集中投資してしまうと、他に魅力的な銘柄があったとしても買い時を逃してしまいます。
集中投資で大きく稼げる可能性は否定しませんが、収益の安定性を確保するには分散投資が有効です。集中と分散をうまく使い分けて含み損地獄に陥らないようにリスクを分散させましょう。
【結び】ダーウィンの進化論
以上、失敗しない3つの選択肢を紹介しました。
含み損を抱えたとき、投資家のマインドが大切になります。損失を回避するために早急に売却することもできますが、その銘柄の株価が将来的に回復する可能性もあるため、考え方を変える必要があります。
最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き延びるのでもない。
唯一、生き残るのは変化できる者である。
市場の変化は常に起こるものです。その変化に対応できる者こそが魑魅魍魎が跋扈する株式市場で生き残れる可能性を持つ者に成り得るでしょう。
含み損を抱えた際は一旦冷静になり、損切りするか、保有を続けるか、冷静に判断しましょう。
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