どうも、たっつんです!
今回は【仕手株に手を出す前に知っておきたかったこと】というテーマで記事を書きます。
以前、当ブログでも取り上げましたアースインフィニティ(7692)で損失を抱える人が続出しています。
個人的には「あぁ、また仕手株がひと相場終えたんだなぁ」という感想しかありませんが、ツイッターなどのSNSを見るに、今回も多くの人が損失を出しているようです。
こうなる前に「仕手株に手を出す前に知っておけばよかった…」と反省点とも言えることを以下にまとめてみましたので、今後の投資ライフの参考にしてみてください。
仕手株に手を出す前に知っておきたかったこと。
仕手株は超ハイリスク…やるにしても短期決戦を。
仕手株は、一時的に株価を上げることができますが、企業の実力や実態に反していることが多いため、長期的な投資には適していません。
高リスク・ハイリターンの投資であるため、十分なリスク管理が重要です。個人的には全くオススメはしませんが仕手株に資金を投じるのであれば、資金の全てを仕手株に投資せず、投資対象の企業やその業績、取引量などを十分に調査して投資判断を下す必要があります。
株価が上がっている時は「まだ上がる、次の株価上昇のための材料がある」と盲信しがちですが、大抵は一時的かつ人為的な株価の上昇によるものなので短期決戦で臨んだ方が無難でしょう。
そもそも、仕手株は株価操作により人為的に株価を上げることが目的となるため、不正行為にあたる可能性があります。取引所や監督機関から厳しく監視されます。そういった意味でも超ハイリスクと言えるのではないでしょうか。
仕手株の材料、情報をよく確認する
仕手株の特徴として、次々とその銘柄に関する情報、材料が出てくることが挙げられます。
その情報の出所や信憑性についてはよく調査する必要があります。特にインフルエンサーが煽る銘柄に関しては、最もらしいネタを取り上げることが多いです。
「その材料が業績にどれくらいのインパクトを与えるのか?」「業績向上に伴い株価に影響があるのか?」など、冷静な視点で判断することが大事です。
私は企業が適時開示している情報ですら精査する必要があると思っています。全ての企業の適時開示が正しければ、業績の下方修正をする企業は存在しないはずですからね。
他の投資家の動向に惑わされない
仕手株においては市場の情報が早い段階で流れることが多いため、他の投資家の動向に惑わされることがあります。しかし、そのような情報に惑わされず、自分自身で投資判断をすることが重要です。
ネットの情報やインフルエンサーの発信を見て、自分の大切な資金を投じるなど言語道断です。もちろん自分が納得して投資するならいいですが、今回のケースでも損失を出した多くの人は他人の言動を真似た結果ではないでしょうか。
また「友人にこの銘柄は絶対に上がると言われた」というような意見もちらほら耳にします。これもNGです。
どんなに仲が良い友人でも、その人が仕手株の罠にハマっている可能性はありますし、悪意は全くなく善意で仕手株銘柄を推奨してくるのでよっぽどタチが悪いです。
友人とお金、その両方を失う可能性がありますので仕手株及び銘柄購入の勧誘はしない、させない意識を持ちましょう。
自己の意見を持ち、情報収集を行うことで、より正確な投資判断ができます。
冷静に状況を把握し、損切りラインを決めておく
仕手株投資においては、急激な株価変動が発生することが多々あります。投資家は、このような状況に陥ると感情的になり、冷静な判断ができなくなってしまいます。
しかし、損失を抑えるためには、冷静に状況を把握することが必要です。まずは、自分自身の投資判断を見直し、現状を冷静に分析しましょう。
上述した通り、仕手株投資においてはリスク管理がとにかく重要です。損切りラインを決め、それを超えた場合は即座に売却する判断も迫られるでしょう。損切りラインを超えた場合でも、感情的にならずに冷静に対処することが大切です。
冷静でなければ「損切りライン=安値」という誤認をしてしまい「また株価が上がるかも!」と誤認し、次の買い場を探すケースもあるようです。
仕手株に没頭している時は「この銘柄はすごい銘柄なのだ!」と盲信してしまい、投資において重要な多くのことに気づかないのが残念ですね。
【まとめ】
仕手株で損をした人は、大いに反省して次に生かすしかないです。
「人が言うままに買ってしまった」「ネットで絶対に上がると話題だったので買ってしまった」「大きく利益を得ている人がいたので便乗した」など、様々な理由があるのでしょうが、投資の全ては自己責任です。
仕手株は仕手筋しか儲からないもので、後手参入組は仕手筋の利確養分となるのが席の山です。
それをよく理解した上でもまだ仕手株に魅了されるのであれば、それはそれで取り組めばいいと思います。
私は仕手株とはまるで毛色が違う、地味で割安な銘柄への投資が肌に合っています。引き続き、自分にしっくり来る方法でコツコツと投資を続けていきたいと思います。
▼過去の仕手株 ダブル・スコープ(6619)記事
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