どうも、たっつんです!
今回は筆者が注目している銘柄「日本特殊陶業(5334)」について記事にします。
筆者の独断と偏見と確かなエビデンスから書いています
銘柄情報:特殊陶業(5334)
総合セラミックスメーカーで、自動車用スパークプラグや排ガスセンサは世界トップシェアを誇っています。
世界中にサプライチェーンを構築していることが高い営業利益率の支えとなり、二期連続で過去最高益を見込むほど絶好調な業績を維持しています。
株価 2670円(2022/11/28日現在)
PER 6.8倍
ROE 11.0%
自己資本率 62.4%
配当利回り 6.2%
世界トップシェアのプラグやセンサの売上が好調!
同社の特筆すべき点は自動車向けのプラグやセンサが世界トップシェアを誇る点でしょう。
自動車メーカーの生産が徐々に回復するに伴い、順調に売り上げを伸ばしています。
その背景には、同社がしっかり物価や原材料の高騰を売価に転換できていたことが挙げられると筆者は想像します。
日々、多くの企業のIR資料を読み漁っている筆者ですが、今シーズンの業績において明暗を分かつポイントは原材料高騰をいかに乗り越えられるかという点が非常に大きいと思います。
原材料高騰をカバーできずに営業利益がマイナスに転換してしまう企業が数多くある中(筆者が有望と思って買った銘柄も含まれます…。)キラリと光る銘柄はしっかり売価に転換し好業績を出しています。
そして、売価に転換=すなわち値上げをしても買ってもらうためには、同社のように世界トップのシェアなどの強みが必須になると思います。
更に同社は世界トップシェアを誇りつつも、極めてバランス感覚のある売上収益構成比を整えています。
仮にどこかの国で事業が多少足踏みしても、全体で見ればダメージは小さく抑えられるようになっています。
これは世界中か厚い信頼を寄せられていることの証左とも言えますし、安心して投資できる材料の一つにもなります。
やはり世界一の何かを持つ企業は強いですね。
自動車の生産回復は追い風!半導体生産装置も堅調!
同社は自動車用プラグやセンサ以外にも、SPE(半導体製造装置)事業も展開しています。
SPE事業を取り巻く市況は、メモリ向け半導体製造装置を中心に今期から来期にかけて半導体製造装置市場の減速が予想されていますが、同社の取扱い製品においては世界的な半導体需要に対応する旺盛な設備投資により堅調に推移しています。
少し深掘りすると汎用向けの装置は減速気味であるものの、大手メーカーは積極的に投資姿勢を維持しているとのことで、市場ニーズと同社が持つ積層技術がマッチした結果、更なる売り上げの伸長に期待できそうです。
自動車生産の回復という追い風を受けつつ、半導体、セラミック事業でも好調をキープすることで一回り大きい企業に成長してほしいと思います。
株価的に割安感がある!
同社のPERは6.8倍、PBRは1.0倍、それでいて配当利回りは増配の影響で6%を超えており、非常に割安感と投資妙味があります。
チャート的には9月つけた3000円の位置から押し目となっている状態です。今後の反撃に期待します。
なお、リスクとしては下期の為替レートを1US$=145円、1EURO=142円を前提としていますので、円高に大きく振れてしまうと利益が圧迫されてしまう可能性がある点は注意が必要かと思います。
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