どうも、たっつんです!
今回は 個人的に気になっている銘柄をピックアップして紹介したいと思います。
気になったきっかけは子供の部活です。
銘柄情報:ヒマラヤ(7514)
スポーツ用品の小売りチェーン店です。全国展開しているものの中部地方が地盤とのこと。
私はスポーツはからきし(興味がない)なのですが、小学生の娘がバスケットを始めたことでしばしばヒマラヤの店舗で買い物をするようになったため同銘柄をチェックしてみました。
雑観として「大躍進を遂げる銘柄とは思わないけど、コツコツとインカムを得るには申し分無い銘柄」という印象でしたのでつらつらと以下に記載します。
まずは投資判断の材料となる指標から。
株価 946円(2023/7/21日現在)
PER 7.9倍
ROE 8.5%
自己資本率 39.6%
配当利回り 2.7%
悪くないですね。
PER7.9倍とかなり割安水準ですが、直近3Qまでの進捗と月次売上を見る限りでは通期達成は懐疑的です。そのため実際にはもう少しPERは高めの数字になると思っています。
とは言え、それを加味したとて割安水準に収まると想定します。というかコロナショック時を除けば万年割安株の予感?
直近3Q決算 設備投資で利益は前年比下回るもECは伸張。
直近の3Q決算では物足りない数字となりました。
売上高こそ進捗率としては妥当なものの、各利益水準はパッとしません。主な原因としては旗艦店2店舗の全面リニューアルや新規出店5店舗の出店コストが嵩んだことが背景にあります。
設備投資は将来の利益増加のためには必要なものなので、これらの設備投資は止むを得ないかもしれません。当然、しっかり投資分を回収できれば、という話ではありますが。
個人的に引っかかる点としては、スポーツ小売り業態は同業他社もたくさんある中でどのように差別化、競争優位性を保持していくのかという点です。基本的には出店数が増えれば売上や利益も増えるものと考えますが、参入障壁が高い業態でもないですしいかにして顧客を囲い込むかは重要と思います。
「店舗で実物の商品をチェック→ネットで最安値購入」というムーブが余裕で出来てしまいますし、実店舗を利用する何かしらのインセンティブが求められます。4月からはメンバーシップアプリが導入されていますが、どれくらい寄与するかは未知数ですね。
配当はしっかり
過去の配当実績を調べてみた所、コロナショックが直撃した2020年を除けば減配したことは無く、配当による株主還元に前向きな企業であると言えます。
現在の株価水準で配当利回りは2.7%。昨今の株高が影響し必然的に高配当銘柄が少なくなっている中で、財務面での安定感と高配当を併せ持つ銘柄探しが難しくなっています。
株はできるだけ安く買いたいものですが、安値を狙い過ぎて買えないままでいると機会損失にも繋がるジレンマがあります。そんな中で、同社は2022年以降900円〜1000円の範囲で狭いレンジ相場を続けており、ボラティリティは小さいと言えます。
そのため、個人的に爆発的に株価が上昇するイメージはできませんが、その分値下がりによる損失も限定的だと思えます。「配当並、ボラ小さめ、事業上の目立つリスクは無し」と、インカムゲイン狙いの投資を実践するにはちょうど良い属性かと…。
なお、配当金に株主優待を加味した総合利回りは4.8%となります。うまく優待を利用できる環境であれば投資妙味はありそうです。
インカム投資は楽チン
今年は株高となっており、株式投資をしている人は利益が出ている人も多いと思います。
市況が良い時こそガッツリ投資して利益を取りにいきたいですが、銘柄調査やトレードに費やす時間、労力、精神力が惜しい人はインカム投資を実践するのも一つの手だと思います。
私は去年から資金の一部を高配当銘柄に振り分け、安定的にインカムゲインを得ていく投資手法にシフトしていますが、この手法はとにかく楽で気に入っています。
定期的に得られる配当金や株主優待は確定益ですので、利確のポイントを探る必要もありません。仮にもし含み損を抱えてしまっても損益通算で節税することもできます。
インカムの利益はある程度安定しているので、安定した利益を基盤として別の資金を積極投資に投じる…などのリスク管理もやりやすくなります。
インカム投資については毎月の配当金報告コーナーをご参照ください!
インカム投資もコツコツとして積み上げが大事です。
ヒマラヤの株も100株持っておこうかな…じっくり考えます。