どうも、たっつんです!
アルテリア・ネットワークス(4423)に対して丸紅(8002)とセコム(9735)がTOBを発表しました。
一株1980円での買い付けとのことで、決算発表時の1285円から株価は急騰となりました。
保有株がTOBされるのは初めてではありません。直近で似た例としてプレナスがありますね。
TOB(株式公開買付)とは
TOBとは株式公開買付けのことで、不特定かつ多数の者に対して買付価格や期間などの公告等を通じて、その保有する株券等を売ってくれるように勧誘し、取引所外でそれらの株券等を買い付けることをいいます。
企業を買収する場合や合併・子会社化など企業再編の際、またはMBO(経営陣による買収)で非上場化する場合などに利用されることが多く、投資者保護の観点に立った所要の要件の下に株式を買付けすることになっています。
今回のケースに倣うと、丸紅とセコムが「アルテリア・ネットワークスの株を一株1980円で買いますよ〜」とアクションしており、それに対しアルテリアも賛同している(買収されることに合意)ということで友好的なTOBと言えます。
元々丸紅はアルテリアの株を50%以上保有しており、連結子会社としていました。今回のTOBを通じで丸紅は66.66%を、セコムは33.34%のアルテリア株を保有する計画となります。
両社にとってインターネットサービス事業を強化する目的で合致しTOBに至ったことかと思いますが、これによりアルテリアは上場廃止し、株主も丸紅とセコムのみになる見込みです。
アルテリアを利確
今回のTOB公表を受け、保有するアルテリア・ネットワークスの株を全株(900株)利確しました。2019年4月に購入してから4年以上の付き合いとなりましたが、最後にはしっかり利確できてよかったです。
この4年間で受け取った配当金は累計で16.4万円程度で、売却益は約82万円となりました。
トータルするとアルテリア・ネットワークスからは約100万円の利益を得ることができました。
同社はマンション向けインターネット回線で国内首位級で、安定したストックビジネスを展開していることから末長く安定的な利益をもたらしてくれる会社と思い購入しました。
実際に取得価格の1046円からすると、直近の配当利回りは5.8%と非常に投資妙味がある銘柄でしたし、ゆっくりと成長を見守る価値がある企業とも思っていました。
しかしながら、インターネット回線を展開する事業については、競合他社との競り合いの中でどう差別化するかは難題の一つでもあると思います。うっかり出口戦略を見誤ってしまえば、業績低迷の溝に嵌り競合他社に喰われてしまう…という可能性も考えられなくはないです。
そんな中でのTOBは渡りに船だったのかもしれません。
安く買うことができており、かつ配当利回りが高い銘柄をリリースすることはインカム収入の低下には繋がるかもしれませんが、インカム以上に大きくキャピタルゲインを得られたのであれば良しと割り切ります。一つの利確のきっかけだったと思いましょう。
アルテリア売却に伴い、次の一手(インカム収入の柱)を見据えています。
アルテリア・ネットワークスに関しては「安い位置で仕込めたので、配当利回りが高い(成長した)銘柄」を買えたことが奏功していました。
安く買えれば含み益が出ているので心理的にも気長に株を保有できますし、企業の成長を待っている間にも高い配当還元を受けることができます。
個人的には勝ちパターンの一つです。中長期的に時間をかけて取り組むことができる投資手法かと思います。
さて、アルテリア・ネットワークスを利確したため、次の銘柄探しに着手しています。
例えば、監視銘柄のタスキ(2987)もいいかもしれません。今でも配当利回り4%以上あり、今後の成長性にも期待できます。
その他にも直近の決算でインパクトがあった銘柄や、一時的に大きく売られた銘柄には投資妙味があるかもしれません。
株式投資に絶対はありませんが、これまで培った経験と勘でいい銘柄を探り当てたいと思います。
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