どうも、たっつんです!
高配当銘柄が大好きで色々な銘柄をチェックしています。
高配当株投資は、配当利回りが高い銘柄を選んで配当金の受け取りを目的とする投資方法です。しかし、高配当株の中には、配当利回りが高くても投資家にとってリスクが高い銘柄もあります。
買いたい高配当銘柄の条件については、基本的には配当利回りが高いことが最低条件ですが、配当利回りが高ければ何でもいいというわけではありません。
そこで今回は「高配当株投資で避けたい銘柄」について具体例を挙げながら紹介します。
高配当株投資で避けたい銘柄
業績が不安定な銘柄
業績が不安定な銘柄は、将来的な業績予測が難しく安心して株を長期保有しにくいです。
株式投資において安心して投資できることは非常に重要なポイントで、業績が不安定な銘柄への投資はメンタル面で負債を抱えてしまいます。
また、業績が不安定であると配当金の支払いも不安定になる場合が多く、増配や安定配当を目的とした高配当株投資には不向きです。
財務面が脆弱な銘柄
負債が多い企業は将来的に倒産リスクが高まるため、高配当株として選ぶのは危険です。
また、財務面が脆弱であれば配当金を減らす可能性があるため、配当金を重視する高配当株投資においては負債の多い銘柄は避けるべきです。
自己資本率と共に、配当性向があまりに高すぎないかチェックすることである程度確認することができるでしょう。
利益以上に配当金を支払っている銘柄
稀に利益以上に配当金を支払っている銘柄があります。例として、ヨンドシーホールディングス(8008)をピックアップします。
同社は2023/5/6時点で配当利回り4.7%の高配当銘柄です。
2022年以降は1株につき年間83円を配当していますが、同社の決算短信を見ると2023年の一株益は53.61円とのことです。
同社は自己資本率が76%で財務面は非常に健全な企業ですが「1株につき53円しか稼げていないのに、1株につき83円を配当する」という状況が長くようであれば、やがて減配となるのは必至でしょう。
純利益に対してどれくらい配当金を出すかの指標である配当性向は154%にも上ります。
配当性向は、投資家にとって重要な指標の一つです。高い配当性向は、企業が利益の一部を株主に還元していることを示し、投資家にとっては魅力的な要素となります。
ただし、高い配当性向は企業の成長のための内部留保や新規投資に回せる資金が減る可能性もあるため、バランスを考慮する必要があります。
個人的には配当性向30〜40%程度の企業が投資しやすいと感じますね。
企業には当然ながら株主還元を期待していますが、高配当株への投資では長期的で安定した還元が理想的です。
3ヶ月毎に公表される決算で「配当性向が高すぎる」「業績が悪化している」「財務面に懸念がある」などの危険信号を察知し、保有銘柄が長期的かつ安定的な株主還元を実施できるかの判断材料にするといいでしょう。
ちなみにヨンドシーホールディングスは、将来的には1株あたり年間配当100円を目指しているとのことです。
2018年ピーク時の1株益が206円なので、その水準まで業績が回復したとして100円配当なら配当性向50%程度となります。
コロナ禍で苦戦を強いられているブライダルジュエリー事業ですが、ファッションジュエリー、アパレル事業ではカバーできていないのが実情です。
アフターコロナではブライダルや外出需要も復活すると考えられますし、どの程度業績に影響するかが鍵になるでしょう。
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