30代サラリーマンの高配当と株主優待投資ブログ

セミリタイア/FIREを目指すサラリーマンのブログ。配当は再投資、優待はご褒美。2020年9月から株式投資の記録をつけて、2032年に資産1億円を目指します。(多分)

10/12週の決算注目銘柄はヒト・コミュニケーションとトレジャー・ファクトリー!

どうも、たっつんです。

決算期が本格化してきています…今後は一日に数百社の決算が発表される日もありますね。

すべてに目を通すことはできないので、何か効率のいい方法を模索している今日この頃です。

現在は、決算カレンダーに載っている銘柄を四季報で調べ、ピンときたものに絞ってIR情報を見に行く…という地道な作業を繰り返しています。何かいい方法ないかなぁ。

 

それはさておき、今週もたくさんの会社の決算が発表されます。

その中で個人的に注目しているのがヒト・コミュニケーションズとトレジャー・ファクトリーです。そんなわけで、両社の注目ポイントを整理します。

ヒトコミュニケーションズ(4433)

①コロナによりインサイドセールスが追い風

コロナウイルスの影響により対面営業の意味合いや重要度変容しており、コロナ収束後でも外周り営業の面談頻度は落ちると言われています。そんな中インサイドセールス(内勤営業)を自動化するサービスを提供している同社には追い風となっており、直近の3Qではデジタル営業支援事業が前年同期比16%の売上高となっています。

なお、3Q期間は3〜5月となっており、コロナウイルス最盛期とも言えます。そんな中で増収増益と好調を維持しています。

②事業によってはコロナ禍影響受けるも軽微か

同社の稼ぎ頭はデジタル営業支援と、販売系営業支援になっています。デジタル営業支援は好調ですが、販売系営業支援はコロナウイルスの影響を受けています。しかし、5月末の緊急事態宣言の解除以降は、同社クライアント先も通常営業に戻っており、業績は急速に回復中とのことです。

最も影響を受けているツーリズム事業ですが、同社の見込みによると「航空業界の国内線再開や「Go To トラベルキャンペーン」の 8月実施なども踏まえ、国内観光の復活やプロスポーツの開幕によるスポーツ事業を中心に業績回復の見込み」とのことです。あくまで見込みではありますが、そもそもツーリズム事業の売上高が全体の10%にも満たないので影響は軽微かと思われます。

③競合他社に比較して割安

DXが一つのテーマ株として注目を集める昨今、同社のPERは10/11時点で13倍と割安だと判断できます。例えばマーケティング支援競合であるインフォマートはPERが309倍、ウォンテッドリーは90倍と高い評価を受けています。今後、ヒト・コミュニケーションズ社の割安感が修正される可能性はあります。テクニカル的にも日足ではボリンジャーバンドの1σで押し目買いのタイミングとも見えます。ただし、週足では3σで加熱感もあるように見えます。

ともあれ、コロナウイルス感染拡大前の株価にはまだ戻っていないので、今後順張りで狙うチャンスがあるかもしれません。

 

トレジャー・ファクトリー(3093)

①2Q月次売り上げが好調

まず注目すべき点ですが、2Qに該当する6〜8月全ての期間において売上高が前年同期比を上回っている点です。5月までは時短営業や休業などのコロナ対策をしていました。6月以降は通常営業を行っており、売上高も前年同期比以上に回復。6月に関しては前年より休日が2日少ない中でも復調しています。足元の売り上げは好調と見てよいでしょう。

②直近で株価が調整

9月の月次を発表して株価が7%ほど調整しています。9月の月次では前年同期比で売上高が4.4%低下しています。

しかし前年9月は消費税増税前の駆け込み需要が旺盛な時期なので、前年が一時的に好調だったとも言えます。更に前年9月は今期に比べ日曜日が1日多いです。

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前年9月は前々年9月に比べて105.6%の売上高となっています。10月には増税後の買い控えによって92.8%となっていますので、今期の10月は前年10月比で見るとかなりいい数字になるのではないでしょうか。

話を戻しますと、今期の9月の月次は見た目ほど悪くないということです。しかし株価が調整されたので押し目買いのチャンスとなる可能性があります。

③会社見積もりは保守的?

コロナウィルスの影響に関して、会社見積もりでは2021年3月頃から例年並みの業績を見込んでいるとのことです。しかし月次を見るに6月以降では復調しつつあります。もちろん今後の動向次第にはなりますが、やや保守的な見積もりをしているかもしれません。

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④鍵は販管費と売上高

同社は販管費が高いように感じます。とは言え削減にも限界があるでしょうし、広告費などは今後の事業拡大には欠かせません。そのため、営業利益をあげるには売上高をあげることが特に大事になります(当たり前と言えば当たり前)。

今期はコロナウイルスの影響による賃料の減免などを受けられているようですが、新規出店もしていますので前年に比べて販管費は増加傾向にあるでしょう。

売上高は月次を見る限り問題ないと思いますが、売上原価は抑えられる可能性もあります。コロナウイルス影響下で、家の不用品を売り現金にしたいというニーズはいつも以上にあったと予想されます。需要と供給の観点から、買取価格を下げていることもありえますし、その場合売上原価は低下するはずです。上振れ要因になり得るかも?

 

…と、これらの観点から推測する同社の2Q決算は

売上高 8,678百万円

営業利益 69百万円

と黒字転換することを予想します。外れる可能性の方が大ですが、月曜の答え合わせが楽しみです!決算跨ぎに関しては出来高の割に信用買い残が多く感じているので要検討です…。