どうも、たっつんです!
今回はコロナでダメージを負った飲食業、中でも居酒屋業態についての記事になります!
外飲みはなんだかんだ楽しい!
インフレによる値上げラッシュ
ニュースを見ていても、実生活を送る上でも物価高に歯止めがかかる気配がありません。
スーパーやコンビニで食品を買うにしても値上げされているものが多く、自動販売機飲料の値上げも身近で起こっています。
この流れは当然外食産業にも波及しています。
例えばこちらのニュースですが、餃子店「大阪王将」を展開するイートアンドホールディングス(2882)が値上げを発表しています。
同社に限らず、外食産業は値上げをしている企業が数多く存在します。
コロナウイルスの蔓延で大きなダメージを負った外食産業ですが、次は物価高で苦戦することになりそうです。飲食業界への逆風はまだまだ続くのでしょうか。
2022年度の居酒屋産業はどうなる?
テイクアウトができる外食チェーンなどはともかく、そうもいかない居酒屋業界は更に厳しいと想定され、2020〜2021年度は2期連続で大幅な減収となりました。
居酒屋、コロナ前から約4556億円の売り上げが蒸発 戻らない客足に、物価高が追い打ちか #SmartNews https://t.co/zPgT3BK6Z7
— 株YouTubeとブログ@たっつん (@R9LZp9U3FATzFcG) 2022年10月18日
この結果を受け、2022年度も厳しくなると予想はしていたのですが、実際に調べると意外な結果が見えてきました。
まず、2022年8月の外食産業における、前年同期比での売上高を見て見ます。
外食産業の中でも、パブ/居酒屋の売上高が大きく回復しています。
ファストフードやファミリーレストランにおいては前年度もテイクアウトの需要などがあったと思われますが、それらと比べると居酒屋業態が急激に伸張しているように見えます。
外食産業復活の兆し?
居酒屋関連銘柄をチェック!
日本国内においても入国時のコロナウイルス水際対策が緩和されており、今年は外国人旅行者のインバウンド消費に期待ができそうです。
そういった背景もあり外食産業はもちろん、ようやく売上も上向いてきている居酒屋業態にもスポットライトが当たる日が近いのかもしれません。
ということで、居酒屋関連の銘柄を調べてみました。
鳥貴族ホールディングス(3193)
同社は2022年度の本決算で経常利益が黒字転換しました。
今期は営業利益で黒字転換を予想しており、業績の回復に期待されます。
チャートを見てみると、月足では1600〜1700円が一つの抵抗ラインとなっているように見えます。コロナ全盛の2020年こそ抵抗ラインを下回っていますが、概ね2600〜2700円の間でレンジ相場となっているように見えます。
コロナの規制緩和やインバウンド消費を追い風に受け、業績が拡大するようならここから上放たれする可能性もあるかもしれません。
串カツ田中HLDGS(3574)
同社は10/14日発表の3Q決算で経常利益の通期目標を達成しました。4Q前での達成ということで、会社が想定していた以上に業績が良かったということになります。
3Q時点の営業利益は-181百万円ですが、もしかすると本決算で黒字転換が狙えるかもしれません。
3Q好決算を受け、日足チャートでは反発上昇する形となっています。業績改善が続き、このままの勢いで株価が上昇すると思う投資家はチェックしてみてもいいかもしれませんね。
ワタミ(7522)
2022年度本決算では経常利益が黒字転換しています。鳥貴族と同じような動きですね。
今期1Qでは営業利益が赤字継続も赤字幅はかなり縮小しており、経常利益は黒字となっています。
月足チャートを見てみると、2020年頃から依然として株価は低迷しています。
2016年とコロナショック時の2020年に株価は大底を付けており、ここからどう株価が推移していくか注目に値する銘柄かと思います。
外食産業の回復に期待!
コロナウイルスの水際対策も緩和され、旅行や会食の機会も増えることが見込まれます。
居酒屋関連の業績が数字としてもじわじわと改善されて来ました。
物価高による逆風と消費マインドの落ち込みこそありますが、この難関を乗り越えて楽しくお酒が飲める環境に戻って欲しいものですね。
また、居酒屋関連銘柄の復調に伴い、アルコールの製造販売メーカーの業績をチェックすると相場のヒントを得られるかもしれません。
アサヒ、キリン、サッポロなど…
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