どうも、たっつんです!
今回は2024年から新たな制度となるNISA制度についての記事になります!
記事の後半では「これから投資を始めてみたくて、NISAに興味がある!」という方向けに、おすすめ投資法である積立投資について解説しています。
参考までに読んでみてください。
2024年からは積立NISAと一般NISAが併用可能!
NISAとは?という方向けの1分解説!
通常、株や投資信託の利益には約20%課税されますが、NISA口座の場合課税されません!
・一般/特定口座:100万円の利益が出たら20万円税引きされる。→手元には80万円。
・NISA口座:100万円の利益が出たら、そのまま手元に100万円が残る!
税金がかからない点で投資に有利と言われています。
積立NISA
現行は年間40万円の積立が可能ですが、年間120万円までの積立が可能となります。
現行の積立NISA制度は2042年まで利用可能となっていましたが、今後は恒久化されることになり、非課税期間についても20年間から無期限へと変更されます。
ただし、投資できる上限額は生涯で1800万円までと定められている点は注意が必要です。
参考
・月に10万円を積立投資→年間120万円→15年で生涯投資可能枠を使い切り
・月に8万円を積立投資→年間96万円→18.75年で生涯投資可能枠を使い切り
・月に5万円を積立投資→年間60万円→30年で生涯投資可能枠を使い切り
・月に3万円を積立投資→年間36万円→50年で生涯投資可能枠を使い切り
一般NISA(「成長投資枠」に改称予定)
現行は年間120万円までの投資が可能でしたが、年間240万円までの投資が可能となります。
現行の一般NISA制度は2023年まで利用可能となっていましたが、今後は恒久化されることになり、非課税期間についても20年間から無期限へと変更されます。
ただし、投資できる上限額は生涯で1200万円までと定められている点は注意が必要です。
参考
・年間240万円を投資→5年で生涯投資可能枠を使い切り
・年間200万円を投資→6年で生涯投資可能枠を使い切り
・年間120万円を投資→10年で生涯投資可能枠を使い切り
・年間100万円を投資→12年で生涯投資可能枠を使い切り
・年間50万円を投資→24年で生涯投資可能枠を使い切り
積立NISAと一般NISA(「成長投資枠」)は併用可能も制限あり
上記2種のNISAは今後は併用が可能となります。
ただし、それぞれのNISA口座での生涯における投資額は合算して1800万円が上限であり、かつ、一般NISA枠では1200万円が上限となります。
すなわち、一般NISAで1200万円分を投資した場合、積立NISA枠は600万円までしか使うことはできません。
自分の好みや投資スタイルに応じて、どちらのNISA枠を使うか選択できる点はメリットです。
参考
・積立NISAを1800万円
・積立NISAを1500万円、一般NISAを300万円
・積立NISAを1200万円、一般NISAを600万円
・積立NISAを900万円、一般NISAを900万円
・積立NISAを600万円、一般NISAを1200万円
ネットの反応
賛否両論あるようですが否定派の意見としては、制度の拡充そのものに対する否定よりも、現在の生活において新制度を十分に活かせる資金を捻出できない環境、生活水準についての意見が多いように感じます。
NISA上限1800万円! pic.twitter.com/Pjd4CW3V97
— あらら (@alxgji12) 2022年12月13日
NISAで老後のお金をどうこうじゃなくて俺たちは若くて元気で活き活きしてる今この瞬間にバカみたいに金を使ってハデな幸せをしたいってわけ
— たまごへび (@tamago_hebi) 2022年12月12日
それもそのはず、政府はこの後に及んでも増税を発表し消費マインドを冷やしていますからね…。
一庶民として、これだけ短いスパンのうちにあの手この手で増税されればそりゃお金を使おうとは思いません。
自分の暮らし、将来の生活を守ることで精一杯です。増税されれば更にお金を使わなくなると思います。
岸田の支持率調査
— ユウ。🌙 (@yuuki_landmark) 2022年12月13日
それはさておき、個人的にはNISA制度の拡充はまたとない投資のチャンスだと思っています。
この制度を最大限活かさない手はないです。制度について肯定的な意見も多く見受けられました。
業界首位、首位級に投資して稼いでもらって配当金を手にする。例えば、三菱商事100株、三菱UFJ700株、オリックス200株、東京海上200株、NTT100株買付すると240万円弱で配当金8.7万円。今の株価のままなら新NISA制度でも買付可能。1200万円分まで買い続け、株数増やして配当金をどんどん増やして行く。
— 配当太郎 (@financial1111) 2022年12月15日
会社の同僚から「新NISAってどんな状況なん?」って聞かれたので「今こんな感じやで」ってガチまとめしてみた。NISAは一本化。つみたて枠は月10万円、年間120万円で従来の3倍。さらに成長投資枠が年間240万円。生涯投資枠は1800万円となり、つみたてNISAの2倍を超える。税金地獄の中に天国あり。 pic.twitter.com/NLmkIoNGet
— ひさ|お金を図解する人 (@hisa_fire) 2022年12月12日
おすすめのNISA制度の使い方
一概に何が正しいと言えないのが投資の世界です。
何故なら、投資の成果は将来の予測に基づくものであり、それでいて、将来の正確な予測は誰にもできないからです。
投資に絶対はないのです。100%勝てる投資法など都合のいいもは存在せず、もしそれを謳うものがあるのならそれは詐欺か嘘でしょう。
上記を前提として、筆者個人としてのおすすめのNISA口座の使い方を述べようと思います。
投資初心者の方
「これから投資を始めてみよう」というような投資初心者の方には積立NISAをおすすめします。
積立投資は定期的に一定額を積み立てる投資手法で、世界一の投資家とも言われるウォーレン・バフェット氏も推奨する王道中の王道である投資法です。
毎月1万円や2万円など金額を定めて、ただコツコツと投資商品を買い付けていきます。一般財形貯蓄や先取り貯金の投資版と思えばいいでしょう。
買う投資商品ですが、全世界インデックスファンドを個人的にはおすすめしたいです。
インデックスファンドとアクティブファンド
積立投資では「投資信託」という金融商品を毎月購入していきますが、投資信託には大きく分けて2種のカテゴリがあります。それが「インデックスファンド」と「アクティブファンド」です。
「日経平均株価指数」というワードを聞いたことがある人は多いと思います。これは単に「日経平均」と言ったりもしますが、日経平均株価とは日本を代表する企業225社の株価の平均値を算出したものです。(厳密には多少複雑な計算が含まれます)
株は経済の鏡とも言われています。日経平均株価が上がれば日本の企業や経済は活況であり、日経平均株価が下がれば日本の企業や経済は不況であると見ることができます。
日経平均とはつまり、日本企業の景況感を図る指数(=インデックス)なわけですね。
例えば「日経平均インデックスファンドを毎月1万円買う」ということは「日本を代表する255社の株を毎月1万円ずつ買う」という意味になります。
投資先を225社に分散できるので1社に集中して投資するよりリスクが分散されます。
一方でアクティブファンドとはファンドマネージャー(資産運用のプロ)が厳選した株を詰め込んでセットにした商品のようなものです。
資産運用のプロが組成した商品と聞けば何やら凄く感じるかもしれませんが、前述した通り将来を確実に予測できる人はいません。
指数を丸ごと買うインデックスファンドと、プロが厳選した株に投資するアクティブファンド、実は投資成績はインデックスファンドの方が上だと言われています。
更にアクティブファンドは投資先企業の分析や調査に人件費がかかるため手数料が高く、投資をする上で手数料が安いインデックスファンドに比べて不利になります。
個人的には、現状アクティブファンドに投資するメリットは感じられないので、積立NISAで買う金融商品もインデックスファンドをおすすめします。
世界経済は成長し続ける
インデックスファンドがおすすめの理由は上記の通りですが、インデックスファンドにも様々な種類があります。
前述した日経平均インデックスや米国株のメジャー指数であるダウ平均株価インデックス、原油に投資できるインデックスや不動産に投資するインデックス…。
種々ある中でも全世界インデックスファンドがおすすめな理由は至ってシンプルで、世界経済は成長し続けるからです。
株の世界にもブームはあり、そのブームの元となるのは強い経済成長です。ここ数年間は米国株ブームが世を席巻し、書店や動画広告では頻繁に米国株が推奨されていました。
しかし、今年の米国株は軟調な相場に入り耳にする機会はぱったりと減りました。
過去を遡れば日本株ブーム、中国株ブームなどもありましたし、業種で見ると半導体ブーム、商船ブーム、電気自動車、脱炭素ブーム、原子力…など、規模は大小あれど挙げればキリがないほどの流行があるのです。
その全てに完璧なタイミングで投資することは不可能です。しかし、それらのブームを浅く広い続けることは可能です。
その方法が全世界の株に分散投資することなのです。全世界インデックスファンドは世界各国の優良企業に投資することができます。
その中には成長率が高い国も低い国も含まれます。「成長率が高い国にだけ投資すればいいのに!」と思う方もいると思いますが、ブームはいつどこで起こるか正確にはわかりません。
だからこそ今は成長率が低い国でもコツコツと買っておき、いつか流行した時にそれらが大きく花を咲かせるのです。
株式市場は常にリスクに晒されています。世界中の戦争や災害、疫病、地政学リスクによる株価変動、世界的大企業の社長が逝去したり、有名企業が倒産したり…様々なことがあっているのにも関わらず、それらを乗り越えて経済と株価は成長しています。
長期的には、その成長は今後も続くと筆者は確信しています。
まとめ
少し長くなってしまいましたが、筆者は今回のNISA拡充は大賛成です!
これを機に投資人口が増えれば日本が発展するためにもプラスだと思いますし、投資の魅力を知る人が増えるのも喜ばしいことです。
投資初心者の方にはまず「投資は危なくない」ということを知ってほしいと思います。
過度のリスクを取りすぎず、世界経済の発展とともに資産が増えていく…と思うと、なんだか投資をしない方が勿体ない気がしてきませんか?
株式市場では常に株価が変動していきますが、「長期的には世界経済は成長する」という大原則を頭に入れて、どっしり構えて積立投資を続けることが最も勝ちやすい方法だと思います。
▼応援よろしくお願いします!!