30代サラリーマンの高配当と株主優待投資ブログ

セミリタイア/FIREを目指すサラリーマンのブログ。配当は再投資、優待はご褒美。2020年9月から株式投資の記録をつけて、2032年に資産1億円を目指します。(多分)

意識しておきたい株式投資のアノマリー

どうも、たっつんです!

今回は株式市場に存在するアノマリーについて考えてみたいと思います!

アノマリーとは

株式市場などでの経験則。

理論では説明できないが経験的には説明できる市場変動の法則

9〜10月は相場が下がりやすい

9月は世界的に最も株価が落ちやすいと言われる株式市場のアノマリーがあり、10月に入っても9月相場の地合いを引きずり弱い相場となりやすいです。

10月はファンドの決算期にあたり、多くの機関投資家が株を売ることが影響しているのかもしれません。

また、参考までに過去の大暴落を遡っても9〜10月に起こっていることが多いです。

ウォール街大暴落 1929/10/24

ブラックマンデー 1982/10/19

リーマンショック 2009/9

今年の相場を鑑みると、2022年9月の日本株は9/13日に付けた高値の28659円から、月末には25937円まで下落し、下落率は10%程度となりました。

10月もこの雰囲気のまま軟調な相場が続くかもしれませんが、一方で相場が下がれば買い場となるチャンスもあります。

▼9月にS&P500が大きく下落した時、翌月10月のS&Pはどうなったのか?(※ツイッターTLより抜粋/筆者は内容について裏取りしていません)

また、11月は中間決算の時期で、好決算を発表した企業の株価が上がる傾向にあります。
9〜10月の間に全体相場の下落に巻き込まれた好業績銘柄を仕込んでおき、11月の好決算で売って利益を狙うのも一つの戦略として面白いかもしれませんね。

ハロウィン効果

10月は「ハロウィン効果」というアノマリーがあります。

ハロウィン効果は米国で「10月末に買って、半年後の4月末に売れ」と伝えられるアノマリーになります。

4月は春先の上昇相場が一服しやすい時期でもありますので、10月の下落で買い、4月までの上昇相場で売ると利益が狙いやすいという内容になります。

ちなみに、過去20年を遡って「10月に買い4月に売る」シミュレーションをすると勝率は約75%となりました。有効性が高いアノマリーと言えそうです。

大納会大発会

大納会:年末の最終取引日のこと

大発会:年初の最初の取引日のこと。

「12月の大納会で株を買い、大発会に売ると勝ちやすい」というアノマリーが存在します。

12月後半は機関投資家が休みに入ることからポジション整理のために株を売ることや、個人投資家が節税のために株を売ることが影響し株価が下がりやすい傾向にあると言われています。

一方で新年には新たな資金による買いが発生しやすくなり、株価が上がりやすくなるという見立てです。

節分天井、彼岸底

節分の時期(2月上旬)に高値をつけて、彼岸の時期(3月中旬)に安値をつけるという、相場の言い伝え。

年初から新春相場が始まると、節分の時期まで上昇を続け、その後は3月決算などのイベントを控え調整局面になり、しだいに下落していくという相場の動きを言い表しています。

彼岸底、鯉のぼり天井

彼岸で底をつけた相場に、3月末の配当狙いなどの買いが入り、新年度にかけて上昇しやすくなると言われるアノマリー

ハロウィン効果で4月に売れと言われる所以になります。鯉のぼりが登る時期が天井になりやすいと言われるのは、5月の相場が軟調であることが関係しています。

セルインメイ

「セルインメイ(株は5月に売れ)」

株式市場では有名なアノマリーです。一説ではファンドの決算期が集中していることから、ポジション整理により相場が軟調になると言われています。

またGWに向けてポジションをリセットする動きによるものなど、諸説あります。

サマーラリー、夏枯れ相場

7〜8月は、米国においてはサマーラリーと呼ばれ株価が上昇しやすいと言われますが、日本においては8月のお盆休みに向けてポジションリセットの動きにより株価が軟調になりやすいとも言われます。(=夏枯れ相場

個人的には一番苦手意識が強い時期です…。

アノマリーは信用に足る?

株式市場で実しやかに噂されるアノマリーですが、当然その全てが100%当たるわけではありません。

しかし、アノマリーを知っている人も数多くいる」という点は見逃せないかと思います。

株式市場は人の心理で動きますので、アノマリーを知っていることで思考にバイアスがかかって行動する可能性があります。ある種、大衆心理の成果物がアノマリーとも言えるかもしれません。

筆者もハロウィンにはつい株を買ってしまいます…

アノマリーと知識を併用しつつ、相場感を養い、リスクを取りすぎない運用を心がけたいと思います。

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