どうも、たっつんです!
日本自動車工業会の「乗用車市場動向調査」によると、車をローンで買う人の割合は購入者全体の4割程度となっているそうです。
ローンと言えばなんとなく聞こえはいいですが、結局は借金であり負債です。
「ローンで車を買った!」=「借金して車を買った!」と同義です。
「車はローンで買うもの」と信じて疑わない人は少しマインドシフトをしてみるといいかもしれません。
車はローンを組んで買うもの?
ローン=借金です
先日、こんなことがありました。車の購入を悩んでいる知人の発言です。
「家族が増えて4人になったから今乗ってるRX-8を売って、ミニバンが欲しい。アルファードかベルファイアがいいけど、住宅ローンの払いもあって、これ以上毎月の支払いが増えるのも考えもの。セレナやノアじゃ妥協した感じがあるから、何を買うか迷っている。」
人気の車種であるアルファードやベルファイアが欲しい、というのはいいでしょう。好みの問題ですし、本人が欲しいと思っていてお金で手に入るのならばそれは買えば済むことです。(中には「流行っているから」という理由で、よく知りも調べもせず購入する層もいるようですが…。)
夢や目標達成のためにお金を使うのは何らおかしくないことです。
しかし、住宅ローンの払いも続く中、更にカーローンを組むというのはどうでしょう。借金状態にあるにも関わらず、更に借金を重ねようとしているわけです。
それでも、本人がローンの返済を覚悟した上での判断ならいいと思います。ただ、ローンを借金だと認識している人が少ないように思います。
さて、「車はローンを組んで買うもの」と思い込んでしまっている人は多いのではないでしょうか。
では、少し視点を変えてみて…「お昼に食べるお弁当、ローンを組んで買おう」という人はいるでしょうか。
お弁当は少額だからその場で決済できますね。では、もし手持ちのお金がなければお弁当は買いますか?
恐らく買わないと思います。おにぎりにする人もいるだろうし、食事を我慢する人もいるでしょう。
お弁当のような少額決済なら、お金がなければ代替手段を探すか買わないという判断ができますが、車のように高額な商品になるとローンを組んででも買ってしまう。この差は一体何なのでしょうか。
見栄にお金を払う人
お弁当の例で、「おにぎりはお弁当に比べて安いし見栄を張れないから、ここはお弁当を買おう!」という人はいるでしょうか。恐らくいないのではないかと思われます。
前述した知人の「セレナやノアじゃ妥協した感がある」という価値観は、言い換えると「セレナやノアじゃ安いし見栄を張れないから、アルファードやベルファイアを買おう」に近いものを感じます。
「より良いとされるものを買わないと、妥協したことになる」という見解は見栄以外の何者でもないと思ってしまいます。
しかしながら、その見栄は「ローン=借金=負債」の上に成り立っているものです。
「いい車に乗りたい」という気持ちは個人の価値観としていいですが、身の丈以上の借金をしてまで達成すべき目標なのかは、一度自分の中で熟考してみてもいいかも知れません。
お弁当の例に倣うと、代替手段としてもっと安い車や中古車を検討してもいいはずです。自分が支払える範囲で車を選ぶことも重要だと思います。
浪費癖を直すにはマインドシフトが必要
FIREを目指す身として、浪費には極力気をつけています。こと「見栄」に関してはお金を使わないように心がけています。
長年こういう生活をしていますが「浪費」の対象は人の価値観に左右されるものなので、一概にあれはダメ、これはダメというルールを設けるべきではないでしょう。
例えば私のケースだと、親しき仲の人と飲食をする機会は大事にしていて「浪費」のカテゴリには入りません。
しかし、別の角度から見ると「食事なんて安く済ませられるし、酒なんて飲まなければいいのに、高いお金を払って飲食するのは浪費だ」となるでしょう。
もちろん、何でもかんでも「浪費じゃない」としてしまうと一向にお金は増えません。
要はメリハリが大事なのです。
身近な出費をゼロベースで見直して「これは浪費か、浪費じゃなのか?」と問い直し、マインドシフトをすることが大切です。
その方法として、マインドシフトをする際に「浪費をやめて浮いたお金で積立投資をしたら、将来はいくらの資産になるだろう?」と試算する方法がおすすめです。
私はことあるごとに「このお金を投資に回したらどうなるだろう?」と試算します。
▼喫緊の例で言うと、9月に入った配当金を積立投資に回すとどうなるだろう、と無意識に試算していました。
「浪費=無駄な出費」です。無駄なものを投資に回すと、どれだけ今の暮らしや将来の見通しが改善されるかが定量的にわかります。
より良い未来に向けてアクションすることは楽しく健全なものです。私の場合は、FIREに向けて行動しているとワクワクします。
そんなことを思いながら、今日も晩酌(浪費?)を嗜むワタクシでございました…。お後がよろしいようで。
浪費をやめて未来へ投資しよう!
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