どうも、たっつんです!
筆者は現在30代ですが、好景気を体験したことがありません。厳密に言えば生まれてすぐの頃がいわゆるバブルの末期です。そのため、バブル時代の話を聞いたりすると今との違いに驚かされます。
バブル崩壊以来、日本はずっと低成長を続けています。給料は上がらないどころか、右肩下がりの傾向。
その間に税金は上がり、物価は高騰…給料は増えなくても生活は苦しくなる一方です。
ラットレースという言葉をご存知でしょうか。
ラットレースとは?
働いても、働いても、一向に資産が貯まらない状態のことである。 働いても、働いても、一向に資産が貯まらない様子が、回し車の中で、クルクル回っているネズミに似ていることから定義されていると、ロバート・キヨサキが自著「金持ち父さん 貧乏父さん」の中で語っている。
来る日も来る日も働いて、好きでもない仕事で消耗し、人間関係に心をすり減らす…。そんな状況に焦燥感を感じつつも、一向に資産は貯まらないため働かざるを得ない。誰の為の人生なのかと本気で悩んでしまう。
筆者は、こういった生きにくさや、負のスパイラルも含めてラットレースだと認識しています。多くの人が大なり小なりの回し車の中を走っているのではないでしょうか。
ラットレースを抜け出そう
ラットレースから抜け出すためにはまず、働いても働いても資産が貯まらない状況に目を向ける必要があります。
給料が入っても、次の給料日前には財布は空…どうにか日々を食い繋ぐようなラットレースなんて、いち早く抜け出すに越した事はないです。
回し車の構造は実にシンプルです。それは収入と支出が極めてイコールに近い状態にあります。
働いて収入を得たら、それだけ全部使ってしまう。
もしも今そういう生活を送っているのであれば、それは回し車の中を全力疾走している状態に他なりません。
この状況を打破するには収支の管理がマストです。
「収入を増やす」「支出を減らす」いずれか、あるいはいずれともに取り組むことで回し車の中から脱出できるでしょう。
回し車を脱出し、資産が増えるようになってきたらラットレースを抜け出したも同然です。
ラットレースとは全く違う生き方
ストレスを溜めながら働いて必死にお金を稼ぎ、必死に稼いだお金をストレス発散のため散財する。この生活を定年まで繰り返す。
そんな生き方、何かが違うと思いませんか?
例えば株や不動産など、自動的にお金を稼いでくれる仕組み(不労所得)を持つとしましょう。
仮にそれらだけで生活できるほど必要十分な額じゃなかったとしても、恐らく人生が変わるはず。
不労所得を少しずつでも積み上げることで、嫌いな仕事で生活残業を続けるようなさもしい働き方もしなくていい。仕事に対してもいい意味で肩の力が抜けるでしょう。
もし生活や収入の為に嫌々付き合っている上司や人間がいるとしたら、付き合い方を変えることもできます。
ラットレースから抜け出すということは、毎日のゆとりと、人生を選択できる自由が生まれるということなのです。
行きたい方に行く
精神的、経済的自由を手に入れると、人間は強くなります。
例えば、帰りにくい雰囲気の職場。「無駄な」残業が当たり前の会社はどこにでもあるものです。
そんな環境に身を置いていると、時に嫌でも残らざるを得ないと感じることもあるでしょう。
良くも悪くも「郷に行っては郷に従う」文化の国ですから、一人だけ周りと違う行動を取りにくく感じるかもしれません。
しかし、ラットレースを抜け出すと、既に経済的に自立しているので周りの評判など気にせずさっさと帰ります。
周りにどう思われようと、ラットレースから抜け出し資産が増えるサイクルに突入しているので生活に困りません。お金のための「無駄な」残業に付き合うことに対し、心底嫌気が差します。
やるべきことならやる、帰りたい時は帰る、行きたい方に行く。人間、ゆとりがあると強くなれるものです。
幸せのハードルが低いという幸せ
ラットレースを抜け出すには労働収入以外に不労所得があるといい、というのは何となく想像できます。だけど、それだけでラットレースを抜け出すのは困難です。
毎日豪華な食事がしたい、高級ブランドの服が欲しい、高級車が欲しい、豪邸を建てたい、別荘が欲しい、あれも欲しいこれも欲しい……。
人間は欲があって当たり前ですが、あなたが石油王でもない限り全ての欲を叶えるのは不可能です。(石油王でも不可能かもしれません)
筆者は「身の丈に合う」「足るを知る」という幸福が好きです。そこに特別な服や食事がなくとも、何不自由なく暮らせるだけで万事OKではありませんか。
そういう意味では、上述した好景気を体験していなくても「別にいい」です。
バブルの時代になくて今の時代にあるものなんていくらでもありますし、スマホやネット通販なんてその最たるものでしょう。
ないものねだりしても仕方ないのですから、不景気だろうが何だろうが今この瞬間しかないのです。
「バブル景気を知らないなんて勿体ない…」という価値観もあるかもしれませんが、足るを知っているので幸福度高く日々を過ごせています。
行動しよう
人の価値観はそれぞれです。誰がどんな暮らしを送ったとしても、それはそれです。もしも、日々に何となく息苦しさを感じているのなら、今こそ何か行動するステップなのかもしれません。
ふと目にしたネットニュースでは記事冒頭のように「税金増加、物価高騰、給料減少」と書いていました。
ただ、筆者はそれを鵜呑みにして暗い気持ちにはなれませんでした。何故なら、今の暮らしを気に入っているからです。
特に豪奢な生活はしていませんが、自販機でコーヒーを買って「贅沢した!」と思える程度には幸せです。
足るを知ることがいかに大事か身をもって再確認しましたが、今日まで何一つ努力をしてこなかったわけでもありません。その結果がタイトル回収と致しましょうか。
まずは一歩を。行動しよう。