30代サラリーマンの高配当と株主優待投資ブログ

セミリタイア/FIREを目指すサラリーマンのブログ。配当は再投資、優待はご褒美。2020年9月から株式投資の記録をつけて、2032年に資産1億円を目指します。(多分)

トーセイ(8923)1Q決算は好発進!株価は年初来高値を更新!

どうも、たっつんです!

保有銘柄のうちトーセイ(8923)の1Q決算が好調だったのでその見所について記事にします!

トーセイは、都心を事業基盤に持つ不動産業の会社です。マンション開発からファンド運用、オフィスやホテルまで幅広く不動産を扱っています。

トーセイのIRはこちら→投資家情報 | トーセイ株式会社

 

1Qハイライト

  • 売上高263億円(前年同期比+4.8%)、税引前利益54億円(同+21.3%)、四半期利益36億円(同+17.7%)
  • 不動産再生事業が売上、利益を牽引し、税引前利益は通期予想の45%まで進捗
  • 不動産ファンド・コンサルティング事業における受託資産残高(AUM)も1.5兆円を超え、順調に事業を拡大

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業績の拡大は不動産再生事業が牽引

  • 売上高187億円(前年同期比+30.9%)、営業利益41億円(同+27.5%)
  • 1棟販売物件 24件(前年同期比+3物件)を売却。うち、トーセイ・リート投資法人向けに7件
  • M&Aで取得した「プリンセスグループ」の中古区分MS販売も売上に貢献(41戸、25億円)
不動産再生事業は売上高構成比率の75%を占めます。売却物件見ると、前期比で一棟販売と区分マンションが増加していることが分かります。同様に、都心の区分マンションの売却を得意としている銘柄があればいい業績をあげているかもしれません。

不動産再生・開発の仕入れ状況

  • 売上想定金額(引渡ベース)で85億円相当、契約ベースでは214億円相当を仕入
  • 3月契約分も含めると、契約ベースで約380億円相当まで進捗

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今期の仕入れ計画は810億円を計画しているとのことで、前期以上に仕入れを強化する見込みです。1Q時点で既に4割程度の仕入れが完了していますが、今後の季節性による変動も含め見守りたいですね。

棚卸資産も高水準で保有しており、約2年分の売上高に相当する在庫をストックしています。

株主還元方針

今期は38円から47円へ前期比+9円の増配予定です。中計では3ヵ年で配当性向を段階的に引き上げ(25%⇒30%)、株主還元水準を向上させる方針となっています。(今期は中計の2年目)

また、今期は既に総額5億円の自社株買いを行なっていますが、自己株式の取得については、経営環境、株価動向、株主価値向上等を総合的に判断し実施するとのことです。期待したいですね。
まとめ

トーセイの1Q決算のまとめでした。現在(2022/4/7時点)の株価は1255円で配当利回りは4%の高配当株です。業績良好で、不動産業にとっては重要な棚卸資産も高水準でストックされており、目先の経営は明るいように見えます。

中計で謳われている様に、更なる増配や株主還元で株価が上がることを期待しつつ企業の成長を見守りたいと思います。