どうも、たっつんです!
個人的な相場の雑観になります。
結論から言えば、長期的には株価は下落する調整局面に入るが、短期的にはグロースを中心に強い相場になると見ています。
まず「長期的に下落する」と予想する根拠ですが、相場を取り巻く環境が悪すぎることが挙げられます。その中でも金利上昇は最も大きい要因でありますし、多くの投資家が「金利が上昇していくから株価にとっては逆風だぞ!」という認識をしていると思います。
それに加え、地政学リスクや物価上昇による景気の冷え込みなど、株価が低迷するリスクは掃いて捨てるほどあります。
一方で、日本株はしぶとい強さを発揮しています。
株式投資において人の心理はとても大事になりますが「株価が下がるぞ!!」と皆が思っている状態であれば、既に株価は下がっていてもおかしくありません。
ところが、大衆心理とは裏腹に3月半ばから日本株はかなり強く推移しています。日経平均は3月の権利落ちを経て直近では調整ムードが漂っていますが、下落トレンドラインを僅かに上回っている程度には強いです。
ここは一つの正念場になりそうだと思います。ここで押されれば一気に雰囲気は悪くなりそうです。
一方で、マザーズ(グロース)はダブルボトムを形成し上放たれする勢いを持っています。
兼ねてから「マザーズの上昇は空売りの買い戻しで上がっているのでは?」と記事にしてきました。昨年11月頃から一気に崩れたグロースですが、流石に下落が急すぎたように感じます。月足で見れば陰線の長さが際立ちますし、行き過ぎた急落はリバウンドすることが多いです。
今、短期で勝負をするならグロース一択です。私が保有しているグロース銘柄も短期で急騰しているものが多いです。これは私の銘柄選択が良かったというよりは、グロース市場全体が買われている様な印象を受けます。
また、急騰する銘柄は「上昇するサイン」を見せるものが多いです。先日購入したタスキ(2987)では2番底をつけた後に綺麗な上昇トレンドを描いています。長期の移動平均線をこのまま上に突き破ればかなり強い動きが続きそうですね。
他の銘柄では、例えばAICROSS(4476)のケースだと2月の大底からしっかり底値を固めてついには株価が急騰しました。
実はこのようなサインが発現している銘柄は他にもたくさんあり、なかなかどうして分かりやすく拾える局面では?と思ったりしています。
とは言え、当たるも八卦当たらぬも八卦ですし、投資する際は時間軸やストーリーに沿って挑む必要がありますね。
さて、短期では上がりそうな局面ではありますが、やはり長期で見た際にしばらくは苦しい相場になることは免れなさそうです。株式市場にとって金利の上昇がどれだけ大きな要因かは歴史を振り返ればわかることです。ただ、金利上昇局面ならそれなりの立ち回りもできると思います。
何が正解かは過ぎてからしか分かりませんが、これからの金利上昇ステージも自分の投資経験と思って楽しみながら乗り切りたいと思います。苦しい時期が明ければきっと明るい未来が見えるでしょうからね!