どうも、たっつんです。
今週の相場の振り返りです。日経平均は一週間で880円上昇し、8月の底から3000円も上昇しています。非常に強いです。
個人的に去年の11月の相場にそっくりだと感じています。あの時もコロナウィルス感染拡大後、様子見ムードの調整が続いて大きな上昇へと転じました。そこから株価は更に一段高となりましたので、今回の上昇局面にも期待したいです。
私の株式資産ですが、流石に連日年初来高値を更新しています!
年初が900万程度のスタートだったので、今年に入って9%ほど増えています。今年は3月以降長い調整期間が続いたので儲け難い相場だったように感じます。残り数ヶ月で更にパフォーマンスを上げたいですね。
ともあれ、勝って兜の緒を閉めよ、の精神で頑張りたいと思います。
ここからは各種指標をチェックします。
まずは騰落レシオ。これだけ毎日株価が上がっているので流石に加熱しています。
ただ、上昇トレンドにおいては騰落レシオが上がることは自然なことですし、むしろ騰落レシオが高いからと株を売った場合に利益を取りこぼしてしまうこともあります。
下表は2020年以降の日経平均と騰落レシオに相関グラフですが、2020年6月頃に騰落レシオが150をマークしています。その後は加熱感から株を売って調整が続いていますが、結局その後は日経平均が上昇を続けています。
騰落レシオは一定期間の値上がり銘柄数と値下がり銘柄数の比率を計算したもので、必ずしも株価と連動するわけではありません。その他の各種指標と照らし合わせて複合的に判断することが大事だと思います。
現在のレシオは139で、短期的な売りは出る頃合いかなと思います。
次に空売り比率です。金曜日にやや上昇し、44.6ポイントとなりました。週末リスクヘッジとして売りを仕込んだ投資家もいるでしょうし、ここ最近の急騰からそろそろ売りに転じると判断した投資家も多いでしょう。
執筆時点(日曜)で先物は下がっていますし、空売りを仕込んだ投資家は月曜日に利益が出せるかもしれません。空売りの決済=買いとなりますので株価の底支えという点も見逃せませんが…。
また、日経平均が下がると利益が出せるダブルインバースは買い残が一気に膨らんでいます。
これは「これだけ上がったから日本株は下がるぞ!」と睨んでいる投資家が多いことを意味します。ただし、上昇相場が続くようならダブルインバースを購入している投資家は損をします。
そして、これだけパンパンに膨らんだダブルインバースの信用買い残が強い上昇圧力となって更に株高を生み出す可能性は多いにあると思います。
なぜそう思うかというと、外国人投資家が買い越してきているからです。
投資主体別売買状況を見ると、海外勢が大きく買い越していることがわかります。
日本株は外国人投資家の動向でトレンドが形成されがちです。海外が買い越してきている時は買いシグナルですし、東証の売買代金も徐々に増加傾向にあります。つまり、日本株に資金が流れてきていると見て良さそうです。
ここから日本株が上昇するなら、一つのシナリオとして「海外勢が買い→株価上昇→ダブルインバースの決済による株価踏み上げで一段高」というのはあるかもしれません。
私はそういう戦略を立てているので売りヘッジなしの100%買い方で相場に臨んでいます。現在もほぼフルポジで株価の上昇に期待しています。
…とまぁ、株式市場は何が起こるかわかりませんので、柔軟に対応することが大事なわけですが^^;
基本的な戦略シナリオは持っておいた方がいいですね!
注目銘柄
さて、トヨタの追加減産が発表されました。
トヨタを筆頭に、他の自動車メーカーも苦戦を強いられそうです。関連銘柄として自動車部品メーカーなどの売上減少には警戒しておきたいところです。
さて、一方で利益を狙える銘柄として中古車関連銘柄は恩恵を受けそうです。今、私が注目しているのはユー・エス・エス(4732)です。
同社は中古車オークション会場の運営をしており、直近の決算も好調。「新車が減産する」という市況が追い風となりそうな銘柄です。
ゴールドラッシュ時は金を掘りに行くよりツルハシを売るほが儲かる、なんて話もありますからね…。中古車関連銘柄を狙うもいいですが、中古車オークション会場を運営する銘柄はよりツルハシに近いと思います。
なお、同社グループにおける中古車オークション実績は月次データでも確認できます。業績面に問題なく中古車は旺盛な需要がありそうです。
9月権利の銘柄でもあり、21期連続で増配している株主還元もしっかり行っている企業です。
一つ、ウォッチリストに入れてみてはいかがでしょうか。